トビタテ!留学JAPAN 書類審査

 2017年もあと数時間、必死で二次審査用のスライドを作っているノラです。

面接当日をすぐそこに控えている8期志望の私ですが、9期生の募集が始まっているということで、私が書類を作る時に気をつけたことをつらつらと書いていこうと思います。

 

<目次>

  

About Me

まず、簡単に私の留学計画の簡単な情報がこちら。

  • 現在大学3年生(理系)
  • 多様性人材コース
  • 映画のプロデューシングを学びたい (9月〜留学開始)
  • LAで1年間、午前は語学学校に通い、午後は映画の授業
  • 日本で映画やCMの制作現場で仕事経験がある

 

書類審査

まず、一次審査で重要になってくる書類が2点あります。

  1. 留学計画書
  2. 自由記述 

私は大学の交換留学やプログラムを通してではなく、完全に私費留学での応募のため、トビタテに合格しないことにはまだまだ決まっていないことが多く、実現性のアピールが難しくもありました。ビザであったり、住む場所、さらには留学先からの受け入れ許可の証明も出来ない。

そこで私が留学計画実現のための取組の記述欄に書いたのは、日本でこれまでやってきた自分の将来の夢に関係があることと、トビタテに合格したら取り組むことリストです。

例えば、

  • 制作現場で働いた経験→日本とハリウッドの業界構造の比較対象に出来る
  • 合格後は9月の入学に向けてビザ手配や書類提出など、諸準備を進める

など、留学で役立つことは小さなことから何でも書きました。

 

それから全体的に言えるポイントは、「自己ツッコミをしろ」ということです。

文章を書きながら「それ日本にいてもできるんじゃない?」など、自分が審査員になったつもりで不安要素を消していくように文章を作りました。

つまり、文章を読むだけで「なぜこの学生を留学させてあげなければならないのか」が理解出来るようにすることです。

 

続いて、自由記述A4×2枚の提出。以下の4つについて、それぞれの字数から様式まで、全て個人の自由です。

  1. 留学によってどんな自分になりたいのか 

  2. 困難を克服した経験

  3. トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラムに対して貢献できること

  4. その他アピールできるポイント

1では、短期目線(留学で即時得られること)と、長期目線(10年プランで影響を与えていきたいこと)について書きました。多様性人材コースの応募ではありますが、「産業界で活躍できる」ことを示すために、長期的な目線を入れたのは信頼性も上がるしイメージしやすいのでオススメです。

4では、無難ですが「行動力」と「好奇心」のことを書きました。その代わり、そのアピールポイントが"留学でどう役立つのか"について書くと、他の人の一歩上をいけると思います。

普段の生活で興味を持った言葉などをメモしておき、あとで調べて雑学ノートを作っている(好奇心)→ 留学は自分の専門分野だけでなく、あらゆることを吸収したもの勝ちなので、留学を大いに活かすことができるetc.

 

実践活動について

これ、めちゃめちゃ迷うと思います。

交換留学であれば学会に参加したり、研究室に所属するなど、大学側が実践活動の場を提供してくれると思うので、それを書けばいいと思います。

が、私のような私費留学だと、何もない!ってなっちゃうんですよね。なのに、留学計画書の欄は1000字...。(ちなみに、1000字の内訳は4:6=目的:概要&スケジュールです) ここが書けなければ落ちる、と思い、信頼性の高い実践活動を調べまくりました。

私の場合は、

  1. 留学先で9か月以上学ぶと、インターンシップに参加できる制度を利用する
  2. 日本と米国の映画業界の構造を比較するフィールドワークを行う

という2点を書きました。

参考までに、トビタテの説明会に参加した際に先輩から教えていただいたのは、実践活動は本当に小さなことからでも大丈夫ということ。

大学のクラブ活動に参加して日本の文化を伝えるなど、そのレベルからで全然OK。

留学先のHPで過去のインターン募集先を調べていたら、私がこの世で最も崇拝するプロデューサーの会社が含まれていたので、ここにどうしても行きたいということも書きました。

 

多様性人材コースについて

今回私は芸術に分類される映画を学ぶための留学、プラス私費留学なので、多様性人材コースで応募しています。

しかーし!なんせ倍率がすこぶる高い。高すぎる。

なので、もしGPAが高い、通っている大学がハイレベルな海外大学と提携している、などであれば世界トップレベル大学等コースでの応募をお勧めします。芸術分野だとしても、トップレベルコースでの応募は可能です。これも先輩から聞いた話なので、参考までに!

(2018/4/1 追記) 8期生として同じ映画留学で採用された友達は世界トップレベル大学コースで合格しています。が、書類のコース選択理由に「多様性より倍率が低いから」と書いたら、面接で「なめてんの?」って言われたらしい(怖)ので、ちゃんと説明できるようにしといてね!